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地域材の利用 ~木の塀を知る 木塀設置後(6か月)の木材保護塗装の経過観察②~

2022.08.12

地域材を利用することは、地球環境問題への貢献となります。
当社は、地域材を利用促進のための取組みを行っており、木材を屋外で利用していただくための、地域材を利用した木の塀の利用の可能性についての実証実験を昨年から行っています
木材は室内で使うのが主流と思われがちですが、地元材を屋外で使うため、小田原地域の木材の関係者は色々な製品づくりを行っています。例えば、箱根駅伝の小田原中継所の木のフェンス、樹齢300年の地域材を利用したサーフボードづくりなど、小田原の木の加工技術と連携を活かせる製品づくりに、チャレンジしています。
屋外で地域材を利用できるのは、ウッドデッキだけではありません。地球温暖化対策のため、木材の色々な使い道を一緒に考えてみるために、小田原地域の木材関係者に相談してみたらどうですか。木材加工の技術・伝統や新たな取組み・地域材利用の可能性について知ることができます。

前回は、「木の塀は腐るという疑問」について、腐食を防ぐためのグリオキザール樹脂処理(樹脂を木の内部までしみ込ませる処理)に関する事後調査を記載しましたが、今回は、腐食を防ぐための木材保護塗装(キシラデコール)を利用した、木塀の設置後6か月が経過後の事後調査(経過観察)です。
【着色していない木塀】
形状についての変化は見られません。色については、一部に変色がみられますが、ほぼ変化はないです。

【着色した木塀】
形状、色ともほぼ変化は見られません。

【結輪】
・6か月が経過した、無色の木材保護塗装を行った木塀については、形状等の変化はなく、色については一部で変化がみられました。
・着色した木塀についての形状・色の変化は認められません。

【次回について】
次回以降については、屋外用自然系塗料を利用した木塀や、土台・柱についての防腐防蟻材ドブ付け処理、注入K4材について記載します。


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